月に一度のスクール生向けのアップデード研究会。

今回は骨盤をテーマにウエスト周りの浮き輪肉へのアプローチについて行いました。

「骨盤が歪むと体型が悪くなるんですか?」

クライアントからこう聞かれた時、どんなふうに答えますか?

歪む派にも歪まない派にもそれぞれの考え方があります。スクール内でも意見が別れたのでディスカッションしてみました。

個人的には歪むのか歪まないのかというのは問題ではなくて、考えること、組み立てること、検証することが大事。

僕の骨盤への考え方は、骨盤の歪みは気にしなくて大丈夫。というスタンスです。

①骨盤の歪みは気にしない

②仙腸関節には、動きを感じられる人(わずか)、感じられない人がいる

③骨盤は上下の力を伝える分配器として考える

という感じです。

スタイルデザインではレッスン前に関節の動きのチェックをするのですが、その中にも仙腸関節のチェックがあります。

仙腸関節をチェックする理由は、体幹部の安定性を判断できる場所だからです。

どれくらいの強度の運動エクササイズを選択できるかを一瞬で判断できます。

関節の状態が良ければ、いきなり運動エクササイズを行うケースもありますが、骨盤が不安定な状態で運動を行ってしまうと自重運動でもケガにつながってしまうことがあります。

仙腸関節に問題を感じたときは、骨盤周囲の軟部組織へのケア、体幹を安定させる運動や足の使い方の再教育が先となります。

今回の研究会は、仙腸関節だけではなく、ASIS、恥骨を触り、骨盤をアタマの中で立体的をイメージ&チェック。

連続で複数人の骨盤を触るとその大きさやカタチ、強さに違いなど個体差に感動します。

マンツーマンの現場では、なかなかできない経験。それぞれに発見があります。

そして最近学んだことの中で特に面白かった「骨のしなりについて」もシェアさせていただきました。

骨というとカチカチのイメージがありますが、関節の動きによるしなりではなく腸骨自体がしなるという視点を持つと考え方の幅がひろがります。

今回は上からの力の伝わりによる骨盤の歪みへのアプローチを主体に研究会を行いました。

お題のウエスト周りの浮き輪肉問題は、腰椎と骨盤のつながりから腸骨をリリースすることがポイント。

腸骨エリアの筋肉は縮んで固くなっている筋肉、伸びて固まっている筋肉が混在しています。

皮膚・皮下組織の処理をやさしくすると腸骨の制限が見つかりやすくなります。

そして膜の階層にあわせてアプローチ。手技は単純ですが繊細な感覚が必要です。

最初は難しいですが感覚をつかむと効果的な武器になるテクニックです。

次回は脚からの力の伝わりによる骨盤へ歪みへのアプローチ。

内転筋から骨盤底筋エリアを行います。

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