先週のスクール勉強会。テーマは肩、背中でした。
肩のラインや後ろ姿がスッキリしていると全体的なスタイルまでみえ方が変わります。
ところが背中をスッキリさせたいという女性の気持ちとは裏腹に肩から背中までがガチガチに固まっている人を沢山みかけるのも事実です。
背中がガチガチになっている人のほとんどは呼吸に歪みが起きています。つまり呼吸が浅い状態。
「呼吸が浅くなっているね」
当たり前に使われていますが、どう浅くなっているのかは胸郭の状態によって様々です。
第1-2肋骨が持ち上がり固まっている人
第4-第10胸椎から背面肋骨が動いていない人
横隔膜の外端が縮こまり肋軟骨が持ち上がったままの人
胸骨が倒れて胸が潰れている人などが代表的な悪いパターン。
どうしたら赤ちゃんのようなゆったりとした柔らかい呼吸を取り戻すことができるのでしょうか?
呼吸の歪みはその特徴がそのまま胸郭の動き方にでます。
呼吸の主役の横隔膜は心臓から肋骨・胸骨についているので胸郭の動き方を評価することで改善策がみえてきます。
胸に空気が入る人
背中に空気が入る人
肩首に空気が入る人
腹に空気が入る(ように見える)人
胸郭の動き方によって空気の入りやすい場所が変わります。
そしてほとんどのクライントが日常の呼吸の変化を自覚できないままに悪いパターンの呼吸へと変化させています。
胸郭の動き方を評価して施術と運動のプログラムをどの順番でやるか、何を目的にするかを考えるとレッスンが深まります。
ガチガチの背中の正体は肩甲骨周りの筋肉の奥にある胸郭の固まり。胸郭の固まりはスタイルに大きな影響を与えます。
股関節や肩関節、腕の捻れが呼吸・胸郭に与える影響もあるけど、まずはどの部分に空気が入らないのか?どの部分の肋骨が正常に動いていないのか?から分解してストーリーを組み立ててみましょうというスクール勉強会でした。
胸郭全体に呼吸が入るって頭もスッキリして気持ちがいいのです。
しなやかな呼吸もしなやかな胸郭から始まります。
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