先週のスクール勉強会、テーマはスッと伸びた首。
肩こりの人、慢性頭痛の人、顎関節症の人。不調に悩む人は、どの人も頭を重たそうに支えています。
というよりは本当に重たく感じていて、その首・顔・頭には特徴があります。
首の皮膚のたるみやシワ、隆椎付近の脂肪のつき方、目の力み、胸鎖乳突筋や舌骨上・下筋群の強張り、咬筋や側頭筋の膨らみなど、首や顔・頭のカタチからクライアントの生活パターンや体調体型改善の道筋を探ります。
スッと伸びた首筋やスッキリしたフェイスライン。
一時的な改善ではなく良い状態が続くようにするためにどうしたら良いのかを考えましょう。と施術と運動を組み立てました。
首の後ろの筋肉をグイグイ揉んだり、グ〜ッとストレッチすればスッキリしますが、それでは首の問題のほとんどが解決しません。頚椎の関節を矯正しても残念ながら同じ結果。
頚椎のカーブや頭のポジションは体全体のバランスから影響を受けて歪みます。
その中でも影響を与えやすいのが腕の捻れ、上位肋骨、腰椎のカーブ、顔の感覚器の使い方。
今回は顔と頭に絞ってアプローチしました。
スッと伸びた首筋、スッキリしたフェイスラインの他にも澄んだ肌、血色のいい顔色をつくるため、まずはリンパ循環のおさらい。
続いて頚椎、顎関節、頭蓋を施術アプローチ。
カラダが本来もっている内部の動きを取り戻す施術は不定愁訴に悩みを抱える大人の女性から支持を受けているアプローチのひとつです。フンワリした施術なのに体全体が解けていきます。
顔、頭、首が整うと1kgくらい顔頭が軽くなる。(ような感じがします)
そして運動エクササイズは三角筋〜小円筋、棘下筋、頭頚板状筋、そして腹腔内圧の機能改善。
その場の変化よりもその変化にカラダがなじむ翌日、翌々日以降の経時変化を楽しんでもらえることもこのアプローチの面白いところ。
朝起きた時の頭や顔が1kg軽かったら、それだけで首筋が伸びるよねという勉強会でした。
背骨に頭がうまく乗っている人って頭が軽いからそのポジションをキープし続けられるんです。
そのベース作りを手技でお手伝い。
ギュッと首を固めるのではなくフワッと乗せる。