月に一度のスクール勉強会。
頭・肩のポジションが本来の位置からズレてしまうと、首が短くみえてしまったり、フェイスラインのたるみ、首のシワなどの問題が起こります。
首を長くしてフェイスラインをスッキリさせたい!!多くのクライアントさんから頂く依頼のひとつです。
今回は首の7つの骨をテーマにスタイルデザイン研究会を行いました。
スタイルデザインで提案してるのが、頚椎が首の仕事を行えている上での首がスッキリみえる姿勢づくり。
アゴをグッと引けば首は伸びますが、それではストレートネック系問題(後述)が起きます。
力を入れて伸ばすのと、首筋が自然とスッと伸びるのとでは骨組みの並び方が違います。
頚椎の仕事は「頭を支えること」と「広範囲の可動性」。
支持と可動域という矛盾を両立させてくれているのが首のカーブ(前弯)です。
ストレートネックやスマホっ首などの言葉の通り、多くの人の首の骨組みは本来のカーブを描けていません。
レッスン現場で目にする代表的な歪み方は、頚椎の前弯が失われたストレートネック系と、頭が前に飛び出した前方突出系。
なぜこの2つの問題が起きてしまうのかについてとその改善方法を行いました。
ストレートネック系と前突系は頚椎の歪み方が違うのでアプローチが変わります。
ストレートネック系は頚椎3-5番に伸展制限、前突系は頚椎0-2番に屈曲制限か6−7番に伸展制限があるケースが多くアプローチが逆になります。
実際には頚椎の動きを検査して状態を確認してからアプローチを決めますが、胸椎後弯が少ない人がストレートネック系、胸椎後弯が強い人が前突系に歪む傾向です。
今回はストレートネック系を題材に整体、運動アプローチを行いました。
ストレートネック系は、ロックしている頚椎椎間関節の矯正と胸椎全体が丸まれない課題をクリアする必要があります。
まずは整体で骨格矯正。
安全・ソフト・効果的な施術です。
そして運動。
丸まることが苦手な胸椎の課題をクリアするための呼吸のアプローチ、肩甲骨の機能回復。
ポイントは体幹部の呼吸の意識。運動の向きです。
次回は前方突出系について考えていきます。
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